起源はインダス文明まで遡る

アーユルヴェーダは最も総体的な治療法として始まりました。

北インド/ヒマラヤ山脈の麓でリシたちが瞑想会議が行われたことがはじまりされ、世界保健機関WHOでは世界最古の会議など言われているそうです。しかし、瞑想会議が行われたきっかけとなったのはお隣の国パキスタンでした。パキスタン南部には歴史でも授業でも習ったことのある有名なモヘンジョダロ遺跡があり、当時その地にはアーリア人が暮らしていたとされています。その時代、アーリア人に中で病気が萬栄したことがアーユルヴェーダが誕生したきっかけと考えれられています。具体的な病名は定かではありませんがおそらく感染病ではないかという推測もあります。事態を重くみた当時の王様は現況を改善するためにリシ(聖者)を呼び出し、対策を打つように指示をしました。そのリシの名前はバラドバージャです。

 

王様から指示を受けたバラドバージャは、インドやスリランカから多くのリシを集め、ヒマラヤ山脈の麓で瞑想会議を行いました。そして真理のひとつ、生命の科学である膨大な智慧を宇宙から悟りを得たと伝えられています。その後、アーユルヴェーダは時を経て、治療家から僧侶に口伝され、僧医にてインド全員に広まっていったとされています。また、2500年前に誕生した仏陀釈迦牟尼にも弟子や病気で苦しむ衆生たちへ治療としてアーユルヴェーダが実践せらていたといわれています。約3000年前にインドからスリランカへアーユルヴェーダを伝えた人物も僧侶と考えられており、スリランカでは仏教とともにアーユルヴェーダが浸透していきました。

 


アーユルヴェーダの系譜

参考文献

(ケネス、G、ジスク/古代インドの苦行と癒し)(鮎川大/アーユルヴェーダ・インド5千年の智慧が伝える不老長寿の科学)